みなさんこんにちは!

ひさです!

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前回はチャコリクガメの日本の現状と、海外のブリーダーの現状を書きました。

さて、今回は……

その後です。


(前回の内容は2012年発刊No.61に記載されています。)
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なぜ、海外では混在しているのか……


僕も本当の事知るまでは分かりませんでしたが、海外ブリーダーから凄いデータを頂きました。


2014年の世界のカメの分類のデータです。

僕がドイツのブリーダーにChelonoidis petersiとChelonoidis chilensisを飼育してるというと「二種とも一緒!」という言葉と共にデータが送られてきましたw
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英語だらけでよく分かりませんw
しかも、専門用語ばっかりww
でも…少しづつ翻訳しました。

検索かけたりするとすぐ分かりますね(≧∇≦)

この中で気になるChelonoidis chilensis

を検索しました。
それがこちら

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お分かりいただけますか?

Chelonoidis chilensis
の下、Chaco tortoise と Pampas tortoise

なんですよ。
つまり、Chelonoidis chilensisの元で同一種という事になります。

ここは日本では紹介されてはいないんですがこの背景があり、海外では混在しているのでは無いのか?

という仮説が生まれます。

実際このデータを送ってくれたドイツのブリーダーも

「違いは産地差」

と言ってたぐらいなので別種と言うより、亜種という認識でいいんじゃないのかなー?

と思います。


しかし、違いはやはり明確です。
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Chelonoidis petersi


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Chelonoidis chilensis

甲羅の形、シームの色、頭の形、大きさ……



実はさらに、もうひとつあります。

Chelonoidis donosobarrosi

南部亜種なんですがぐちゃぐちゃなのでよく分かりませんww
基本、南部亜種はchilensisですし、これがdonosobarrosiですね。

クリーパーではこのdonosobarrosiに関してはバッサリ言ってますww

まぁ、そうなりますねww

ただ、海外ではこの名を使う方も数名います

大体そんな時はChelonoidis chilensisの方ですw


こんな事から僕は、Chelonoidis chilensisとChelonoidis petersiは亜種として考えることにしています。

ギリシャリクガメのような感じです(≧∇≦)

生き物の世界ですから今までの定説が覆ることは良くあります。
新しく分類が増えたよー元に戻ったよーなんなら減ったよー

良くありますw
なので、若しかすると…また別種説が再燃するかも知れません。

ただ、僕は別種説に対して否定派です。

何故なら……もしChelonoidis chilensisとChelonoidis petersiを分けるのなら、ギリシャの亜種、アカアシのチェリーヘッド、ノーマルここら辺も別種扱いになるからです。

しかし、実際はギリシャはキレーネ、キレナイカ、アラブ……と全て亜種です。

アカアシも産地差ぐらいのノリでチェリーヘッドになってます。


じゃあ、何故チャコリクガメだけ別種にするの?

という疑問がありました。

なので、この問題点に対してやっと終止符が打たれた感じですε-(´∀`*)ホッ

ちなみに、ひさ家のChelonoidis chilensis安川先生に同定して頂きました。
大きくないから100%ではありませんが、9割パンパリクガメです。

Chelonoidis petersiの方はChelonoidis chilensisと違うためChelonoidis petersiと言うてます。
素人同定ですw



はい、今回はここら辺で(^_^)/~~

次回はやっとチャコ達の飼育環境について語りたいと思います(≧∇≦)

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